米ぬか 肥料
栄養価の高い米ぬかを肥料として使えないかと考えてみました。ほとんどタダ同然で手に入る米ぬかを肥料として使うことで安価に野菜などの生育を促進させましょう。
米ぬかの効果的な使い道
一般によく知られるのがぬか床を作っての漬物やたけのこの下ゆで(アク抜き)、そして畑の肥料としても使い道がありますね。ほかにも食器洗いや木製家具や木の床の磨きに使ったり、美容にもいいとされていますので入浴剤としても使えます。
肥料としての米ぬか
いろいろな使い道があり、米を精米するときにできるので安価に手に入る米ぬかをなんとか肥料として使えないものか考えてみました。
まず、肥料としても使えなくはないのですがそのままでは問題があります。そのまままくとアンモニアガスが発生し、熱を持ち、発芽障害を起こす可能性があります。こういった現象は根腐れの原因になります。これは土壌そのものが米ぬかと混ざることで発酵が進んでしまい根の育成に悪影響を及ぼすことになるからです。
これを回避するために米ぬかを肥料として使用する前にまず発酵させてから使うようにします。
米ぬかをバケツなどに入れてそこに水を湿る程度に少量入れておくと自然に発酵が進みます。発酵が進んだらそこに水を入れて攪拌(かくはん)して上澄みの液体を肥料として使います。
また、ぼかし肥料として油粕、骨粉、魚粉などを混ぜて醗酵させます。握ってぱろぱろと崩れるくらいに水を加えて醗酵させ、発熱してきてその熱が冷めてきたらまた水を加えて、これを数回繰り返します。
注意したいのは米ぬかそのものはリン酸成分は多く含まれますがチッソ分はほとんどないために肥料としてはほかの肥料とあわせて使うようにするといいです。米ぬか肥料と一緒に鶏糞や過リン酸石灰を使うといいみたいですね。
また、発行するさい発熱しますので化学肥料を入れるときは温度が下がってから、入れる量も少なめに入れるようにしましょう。